「女心が分からない」を理由になんかさせてあげないから

デリカシーに欠けていて、女心が分かってない、分かろうともしてない彼氏の話をこっそり書き連ねていくお部屋。

上の空はどこの空?

二人で繁華街を歩いていた時の事。

手を繋いで信号待ちをしていた私たち。会っていなかったのはたったの一週間だったけど、私としては話したい事がたくさんあった。たくさんあったからいろいろと話をしていた。

別に相手がそこまで話をしてくれなくったっていい。話す量が、私の方が圧倒的に多くたっていい。「はいはい」、と軽く受け流されたって良い。

でも、彼の目はいつも私ではないどこかに向いている。
私の話が面白くなかったのかな、もしかしたら今は外を歩いているから、ゆっくり話をする感じじゃないのかな、
色々考えて話をするのはやめてしまった。

そのままいい感じのカフェに入って、注文をした。
ケーキとコーヒーが運ばれてくるまでの待ち時間。今なら話しても落ち着いて聞いてくれるかな。

でも、彼の目は相変わらずの上の空。話に対して相槌はうってくれるけど、その相槌も、何コンマか遅れていることを感じ取ってしまう。


信号待ちの時の方がまだよかった。今は彼が目の前にいるから、上の空だということをまざまざと見せつけられている気分になる。
がんばって笑ってみるけど、結構限界。


彼が見ている空はどこなのかな、私は雲をつかむことさえできていない。