「女心が分からない」を理由になんかさせてあげないから

デリカシーに欠けていて、女心が分かってない、分かろうともしてない彼氏の話をこっそり書き連ねていくお部屋。

幸せ太りなんて言葉はさ、幻想なんだってば

彼と付き合うようになって、自分の容姿に対してさらに関心が高まるようになった。

メイクや服装に対してだけでなく、自身の体についても。

 

結局のところ、メイクや化粧でごまかせないような部分まで見せる間柄になったのだ。自分のポテンシャルを上げておきたいと思うようになった。

 

とはいうものの、おいしいものは食べてしまうし、嫌なことがあったりストレスフルな状況に陥ると甘いものに手が伸びてしまう。

筋トレやダイエットダンスをかじりながらも、なかなか体重の減少に結び付けることができないでいた。むしろ、少し増えた体重を何とかしようともがいているというような状況。

 

そんな、日。

 

いつものように彼の部屋にお邪魔し、甘えられていると、ふと彼が言ったのだ。

「なんかさ、付き合いだしてからちょっと太った?」

私は何も言えなかった。自分でも、太ったという自覚はあったから何も言い訳をすることなんてできないと感じていたから。

えへへ、なんて笑いながら

「そうなの、太った~~~~~~」

なんて言いながら手元にあった服たちをかき集めて素早く着た。

「あ、幸せ太りってことかな?」

なんて彼は言ってまたするりと服の中に手を伸ばして脱がし始めてしまった。

 

自分の家に帰る途中、コンビニによってクリームがこってりしてそうなスイーツを買った。ちょっぴり暗い部屋で食べた。何も考えていなかった。

 

「女心が分からない彼氏あるある」というサイトをなんとなく見ていた。

 

「あれ、太った?」と言う、だってさ。

 

テンプレートそのまんまで笑えてくる。

 

「地雷を踏んだことに気が付かないなんて、ホントにデリカシーのない彼氏ですよね。」だって。

 

やっぱりそうなのか。

 

友だちに相談しても同じような答えだった。

「太った、って言っちゃうとさ、ホントに太ってかわいくなくなってきちゃうよ、彼女がそんなになってもいいの?って言ってやんな。」

そんな清々しいコメントまで添えてくれた。

 

確かにそうだ。

 

加えて、私は自分の体質についても思い出してしまった。

私が太ってしまう時はどちらかというとストレスがかかる時だってこと。必要以上にモノを食べてしまって、動かなくなって、太る。

 

だから、私にとって幸せ太りなんて幻想なんだ。

じゃぁ最近、ちょっと太ったのはなんでなんだろうね。